| ■企画背景 現在、HIV感染者・AIDS患者は過去最悪のペースで増加し続けています。 昨年、一年間にエイズウィルス(HIV)に感染した人と、エイズを発症した人の国内での報告数は過去最高の1199人で、2年連続で、1000人を突破したことがわかりました。HIVは感染しても潜伏期間が長いため気付かないことが多く、実際、感染者は1万人以上と推定され、4〜5年で倍増するとも言われています。 若者の間での劇的とも言える性行動の変容により、特に、10〜20代の若年層を中心に感染が拡大している現状を見過ごすわけにはいきません。このままでは、流行は引き続き拡大し、無防備な性的ネットワークを発達させた若者がHIV/AIDS流行の犠牲となる可能性は極めて高いと言えるでしょう。 「エイズは社会を映す鏡」と言われています。 なぜならHIV/AIDSは、人権や、教育、メディアなど様々な問題を内包し、社会の弱さをついて拡大し続けるものだからです。 HIV/AIDSを取り巻く状況は確かに変化しています。しかし、その一方で「不十分な性教育」「親子間でのコミュニケーション不足」などを背景に、感染者は依然増え続けています。その一因は予防啓発を行ってきた我々側にもあるのではないでしょうか。「性をタブー視する社会」「性に対して閉鎖的な社会」の風潮を問題視しながら、その風潮を打破するための働きかけを行ってきませんでした。 今年度のチャレンジエイズでは、昨年に引き続き、同年代に向けて、HIV/AIDSは決して「遠い社会」の問題ではなく、行動次第では、自らが当事者になり得る「身近」な問題であるということを訴えかける予防啓発に加え、「企業」「行政」「NPO」を巻き込み、qoonが各団体を繋ぐことで「性に対して成熟していない日本社会」の現状に一石を投じ、HIV/AIDSシーンを確実に改善する新たなステップを作り出したいと考えています。 |
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