企画「火器から花器へ」
企画背景



考えるきっかけとしての企画「火器から花器へ」


考えるきっかけを作る、と考えたときに、
僕たちは背反する二つの事象を組み合わせ、
それによって全く新しい視点を生み出す技法を用いようと思いました。

なぜなら二つの背反するものから新しい視点を生み出す、という行為は
考える面白さをよく顕すものであるし、手法として理解されやすいからです。

また、新しい視点の産出、という視点の変革の例示さえもおこなえるものでもあります。
結果、今回の企画では「命を奪うための道具(火器)」と
「命を生かすための道具(花器)」を用いようと考えたのです。

これについて、ツールとして「命を奪うための道具(火器)」を使うことに
疑問を投げかける方も少なくないかと思います。

しかし僕たちは敢えてそれらを用いることで、「生」と「死」の背反、
そしてそこから生まれる視点を表現したかったのです。

なぜなら、「生と死」というツールは、一般的にもっとも対比材料として通用しやすく、
また誰にでもリアルに考えやすいものであるからです。

展示会では「死」のイメージが少し見方を変えて考えるだけで、
「生」のイメージへと転化します。

同じ「カキ」という響きでも、漢字を変えるだけで全く違うものになるのです。

一つの事柄を多角的にみる事の大切さと同時に、
考える事の面白さを見た人達に与えることができる
と確信しています。

この点で僕たちqoonの目指す
「入口=エンターテイメント、出口=社会問題」
という企画の形に非常に適していると考えました 。
つまり、より多くの人が「考える」ことの面白さに惹かれ、
考えることの重要性に気づいてくれるように、と今回の展示を企画するに至ったのです。

                                      (企画責任者 増田勇樹)

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