■はじめに 
今年のChallenge AIDS 2005は「世界エイズデーへ向けて大きな流れをつくる」を目的に掲げ、活動を開始した。
現在HIV感染者・AIDS患者の数は過去最悪のペースで増加を続けている。特に若者の間の劇的とも言える性行動の変容により、若年層への更なる感染拡大が強く懸念されているのだが、現状には多くの若者が「エイズは自分には関係ない」と考え、如何なるメッセージも届かない意識のギャップが存在する。そのギャップの広がりにより人々の予防意識や危機意識は薄れ、HIV/AIDS 問題がメディアなどで取り上げられること自体が少なくなってしまった。こういった現状には、予防啓発責任があると私たちは考える。世界エイズデーという世界的に注目が集まる日があるのにも関わらず、12月1日がその日だと知っている人は一体何人いるのだろうか。
今年は大隈講堂ではなくChallenge AIDSを学外の舞台で行うことにより、より多くの人々に私たちの活動やメッセージを発信することを目指した。そして私たち「学生」が、「行政」「企業」「NPO」を巻き込んでいき、各団体を繋ぐ橋となったことで、将来の日本におけるHIV/AIDSを取り巻く状況を今よりも確実に改善する、最初のステップをつくりだすことができたはずだ。
Challenge AIDS 2005の中には
1.同年代への働きかけ
2.「行政」「企業」「NPO」「学生」間のギャップを埋める
3.世界エイズデーキャンペーンの周知
の三つ大きな柱があり、この柱を軸に、本年は【トークショー】のみならず、【高校生を対象にしたフリーペーパーの作成】、【世界エイズデー限定カフェのプロデュース】、【コラボレーションをコンセプトにしたアートスペースの企画】の4つを展開した。
以下は、その報告書である。

■HIV/AIDS問題とqoonの関わり
毎年、「Challenge AIDS」では、HIV/AIDS感染が急速に広まっている若年層を対象として正確な情報と予防の知識を提供し、SAFER SEXを呼びかけています。ただ無責任に情報を提示するだけでなく、「他人事ではない」HIV/AIDS問題を実感するための仕掛けを加味し、日頃省みることの少ない「性」について考えるきっかけ作りを行ってきました。
今後も「Challenge AIDS」は、その時代を反映した切り口で社会問題としてHIV/AIDSに対峙し、HIV予防とAIDSとの共存について考えていきたいと思います。