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「ボーダーを越えて」開催に寄せて
20世紀、日本と朝鮮半島の両地域は、悲惨な支配や憎しみ合いを経験しました。
そして21世紀の今日、日本と大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国で生きる人々の和解は、未だその途上にあります。歴史教科書の記述などを巡る対立の諸問題は、私たちが今なお歴史に対する認識を通わせていないという現実を、如実に物語るものでしょう。
しかし、負の歴史をもう二度と繰り返さないために。 私たちは対立を乗り越え、分かり合いたいと強く思います。
「ボーダーを越えて」
今回qoonがイベントの根幹に据えたメッセージは、大きく一つ。
私たち一人一人が、「他者」との【対話への姿勢】を持とう、というものです。
つまり、国籍や民族的なバックグラウンドが違う、ひいては主張の異なる「他者」の存在を無視するのではなく、力で押さえつけるでもなく、相互に対話を重ねるという地道で着実な営みによってこそ、和解への道とは拓けてくるものでないかと考えるのです。勿論、衝突することもあるでしょうが、それによって互いの思いに迫っていくことができるのならば、相手を知るという意味で幾分前進だといえないでしょうか。
問題は、無関心や先入観から、「他者」との対話そのものに消極的になってしまうことでしょう。実際、私たちにとって他者理解のアプローチというのは、圧倒的にマスメディアからの情報を受け取るところに依存しがちです。その結果、ステレオタイプな他者イメージが内面化され、先入観が強められては対話を拒絶するという悪循環がおこっています。
私たちqoonはこの悪循環こそを問題視し、「他者」との【対話への姿勢】を持つことの意義について、ここに考える機会を創り出したいと思います。
「対話」という血の通った営みによって、無関心や先入観といった意識の境界線(ボーダー)を越え、相手への理解を深める。それが、日本と朝鮮半島との歴史に対する眼差しを通い合わせる、市民レベルの相互理解の一歩になり得るのではないかという期待を込めて。
最後になりましたが、ゲストを始め、多くの方のご協力を賜りイベントが開催できますことに、この場を借りて心より感謝申し上げます。
イベントの開催が、日本と朝鮮半島の人々の真の友好に寄与することを願ってやみません。
企画責任者
金 梨恵
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